風呂リフォームの費用は、現在の浴室のタイプや、新しく導入する浴室の工法によって大きく変動します。ご自身の浴室がどのタイプで、どのようなリフォームを希望するかによって、費用は大きく変わってくるため、タイプ別の費用相場を比較することは非常に重要です。 まず、現在最も一般的なのが「ユニットバスから新しいユニットバスへの交換」です。これは、工場で生産された浴室の各パーツを現場で組み立てる工法で、費用は60万円から150万円程度が相場とされています。工期も2日から5日程度と比較的短く、品質が安定している点がメリットです。 次に、「在来工法の浴室(タイル張りのお風呂など)からユニットバスへのリフォーム」です。在来工法の浴室は現場で職人が一から作り上げるため、デザインの自由度が高い反面、老朽化すると水漏れや冬場の寒さが問題となることがあります。このタイプからユニットバスへ変更する場合の費用は、70万円から200万円程度が目安です。 解体費用や下地の補強、防水工事などが別途必要になるため、ユニットバス同士の交換よりも高くなる傾向があります。工期は1週間から10日程度かかることが多いでしょう。 さらに、「在来工法の浴室をそのまま在来工法でリフォームする」場合もあります。これは、既存の在来工法の雰囲気を残したい、あるいは特殊な形状の浴室をリフォームしたい場合に選ばれます。費用は70万円から200万円、場合によっては200万円を超えることも珍しくありません。デザインの自由度は高いですが、職人の技術に左右される部分が大きく、工期も2週間から1ヶ月程度と長くなる傾向にあります。 最後に、「浴槽のみの交換」や「部分的な修繕」といった小規模なリフォームです。浴槽交換であれば10万円から50万円程度、タイルの補修やシャワーの交換などであれば数万円から数十万円で済むこともあります。ただし、部分的な修繕では一時的な解決にしかならない場合もあるため、長期的な視点での検討が必要です。 このように、浴室のタイプやリフォーム内容によって費用は大きく異なるため、ご自身の状況に合った最適なリフォームプランを選択することが大切です。
風呂リフォーム費用タイプ別徹底比較